アサヒビールのスタンド

スーパードライは出てこないようだ 昨日アサヒビールのスタンドを見た。石油の代替エネルギー開発のため、国の補助を受けて伊江村でアサヒビールがサトウキビからエタノールを作っている。村の公用車のうち3台はこの燃料を使用する専用車だそうだ。このスタンドでビールならぬ燃料を入れている。分かってはいたが念のため普通の車にいれていいかスタンドの職員に尋ねたが、やはり無理との事。
 「給油口からスーパードライが出てくるのでピッチャーを持って買いに行くんだよ」と友人のA子ちゃんに言うと一瞬信じてくれたからちょっと嬉しかった。

さくら

八重岳中腹の桜 昨日尼崎在住の頃お世話になった友人と本部で再会した。奥様に加え友人夫婦2組がご一緒。結婚50周年の旅行で、その友人の一人のプレゼントという。
午前中座喜見城と水族館見学を終わらせ、午後からオリオンビール工場見学、八重岳、瀬底島と観光。何ともお元気である。
 
 夕食前にホテルのお風呂で二人話した。彼は言う
「最近足が痛くて病院に行ったら、老化が原因だと言われましてね。以来トレーニングしてるんです。老化を止めようと思いましてね。」
確かに70代とは思えぬ体である。友人の方も最近心臓の手術をされたが、現役の大工で60代ながら体脂肪率は10台。夕食をご馳走になり、私達は瀬底の友人宅に泊まったが、今日、朝お迎えに上がると前日はまた2次会で遅かったそうである。
 
 沖縄の寒緋桜は簡単には散らない。風が吹いてもはらはらと可憐に散ることはない。だからはかなさや華やかさはない。でも散ることなくいつまでも力を保つ。
 
 今しがた彼から電話があった。「お蔭様で楽しかったです。今日は万座毛と国際通りを楽しんできました。」飛行機は午後すぐなのに…。すさまじい強行スケジュール。無事に帰られたようで何よりである。

平和愛好家その2

伊江島でダイビングショップを営むKちゃんは生粋のうちなーんちゅである。
何日か前彼のショップに立ち寄ると彼はコンプレッサーの修理中で私に言った。
「いい所に来た。ここちょっと押さえて。」一緒に作業すること数分。「バキッ」
鈍い音。プーリーの爪が欠けた。「はい、終了。ま、お茶でも飲んで。」
話を聞くと何時間もその作業をやっていて、しかも爪が折れたのは2つ目という。骨折り損のくたびれ儲け。
次の日、午後昼寝をしているとメールが入った。Kちゃんからである。
「プーリー買ってきた。取り付けるの手伝ってもらえますか?」すぐ行った。
行くや否や彼が言った。「見て。パイが違う。」持ってきた物はどうしても入らない。愕然とした。またかよ…。
「部品があるっていうから朝一番の船でコザ(沖縄市)まで取りに行って今帰ったんだよ。」ご苦労様である…。
「ま、コーヒーでも飲んでいって」一緒にのんびりコーヒーを飲んだ。彼は今日つぶれてしまった一日を惜しむわけでも悔しがるわけでもない。事実をありのままに受け入れ仕方がないさで受け入れる。余裕があるのだ。うちなーんちゅの偉大なところである。せっかちで段取り通り事が進まないといらいらする大阪人の私には到底真似ができない。羨ましい限りである。
 次の日、何とか工夫して彼はコンプレッサーを直し、今日はたまっていたタンクのチャージを一気に終わらせてしまった。なんくるないさー(何てことないさ)。
平和愛好家である。

平和愛好家その1

手に持っているのはお菓子。Mさんはタバコは吸わない伊江島で仕事を3つ掛け持ちしている島ないちゃーM氏は平和愛好家である。ある日その仕事のひとつ、コンビニでのアルバイトをしている時、彼は客の弁当に箸を入れ忘れた。その客、しばらくすると気付いて怒鳴り込んできた。「コラ、箸入ってないぞ!」すぐさま謝罪し箸を手渡そうとするM氏、しかし客の怒りは収まらない。レジ横の箸をグヮシっと掴んで彼に投げつけ、拾っては投げつける。挙句の果ては胸ぐらを掴んで「おい、島ないちゃー、なめんなよ!」見かねた別の店員さんが助けに入り、その客をなだめて店から連れて出た。
私はそのことを同じ職場のKさんから聞いて、M氏に言った。「そんなんされたら、『おい、出るとこ出るか、傷害と器物損壊じゃ!ビデオにも写ってるから証拠もあんねんど!ほんまやったら現行犯逮捕じゃ!』ゆーたら良かってん。」M氏はニコニコしながら答えた「いやー、箸を入れ忘れた私が悪かったですから…。」
平和愛好家である。最後に彼に言った「ま、ええネタできたな。」
誤解がないように述べておくがM氏の手にあるのはお菓子である。彼は嫌煙家だ。
 全然関係ないが、今日(20日)はとても暑かった。今室温23度。これも全然関係ないが巨人の阿部慎之介が島に来ているそうだ。
日が変わって今日22日はとても寒く手がかじかんだ。温度差10度。

病気

正月の夕陽。フェリーターミナルでの正月伝道後撮影 友人からメールが来た。彼がダイビングのライセンスを取った時のスクールを手伝ったから、教え子の一人(?)である。「心疾患が見つかり今、入院しています。ダイビング…運転できない体になっちゃいました。…もっと教えてもらいたかったなあ。」
連絡を取ると自律神経失調症と診断されたという。いつ意識を失うか分からないから泳ぎや運転は禁物とのこと。でも言った「治ったらいつでも潜れるよ。」
 その後妻の姉夫婦が訪問してくれた。義兄は脊柱管狭窄症をおして45分の講演会もしてくれた。この病気は手術後しばらくして突然痛みが収まることもあるという。それを聞いて言った。「痛みがなくなったらダイビングできますよ。ライセンス取りに来てください。」
 本気である。
「…その時、盲人の目は開かれ、耳の聞こえない者の耳も開けられる。その時、足のなえた者は雄鹿のように登って行き、口のきけない者の舌はうれしさの余り叫びを上げる。荒野に水が、砂漠平原に奔流が噴き出るからである。」(イザヤ 35:5,6)
遅くとも「その時」には。