2.あるとよいもの:フィン、ブーツ、 ウェットスーツなどの保温・保護用スーツ、手袋(グローブ)
マスク
単に水中を見るための道具ですから、基本的には丈夫で水が入って来なければいいと思います。
潜るのであれば耳抜き用に鼻が覆われたマスクでないといけません。
ちなみに私は
ノーブランドのダイビング用マスク(友達が買ってくれた。結構高級)
→GULLのマンティス(海の底で拾った。後に友人が紛失)
→ノーブランドのダイビング用マスク(700円で購入)
→SプロのHOTFRAMES(友人にもらった。)
→SプロのHOTFRAMES(購入。現在メインで使用。下の写真。)
→TUSAのM-20QB(購入。HOTFRAMESと併用)
と使ってきました。
最初のマスクは水の浸入が
レンズの所からあってちょっと困りましたが、
以後は問題ありません。
マスクのフィッティングは気持ちよくスノーケリングできるかどうかを左右します。
合ってないと隙間から水が入って来やすくパニックの原因にもなります。
フィッティングの大切さを顕著に示す例をいくつか紹介…。
例1.アフリカ人の友人と以前スノーケリングしたのですが、
彼に私のマスクを貸すとどうしても水が入ってくる
と言います。おかしいな、と思い彼が装着している姿を
見て仰天!何と鼻がマスクのノーズポケットからはみ出しているではあーりませんか!収めようとしたのですが
彼の鼻の幅ではどうしても収まりきりませんでした。
鼻の幅が広い人はこの点要注意です(日本人は大丈夫と思いますが)。
例2.最近、マンティスを使っている友人が、「どうしても水が入ってくる」というので私のSプロと交換して久々に使ってみました。
以前使ってたので全く問題ないはず…。
ところが、実際使ってみると微妙に鼻の位置が合わない。マスク上端をいい位置に持ってくると、マスク下端が鼻に引っかかるのです。
何度も水中で位置を変え、かなり不快なダイビングでした。一方、私のマスクを使った友人は「絶好調」だったそうです。
その友人の鼻筋は通っていて、かなり鷲鼻。私もどちらかというと馬面…。マンティスは日本人の顔型を研究し尽くして作られたマスク、他方Sプロのマスクは外人向け?…。
やはり快適なダイビング、スノーケリングのためにフィッティングは大事です。
材質はシリコン、ゴム、エラストマー(柔らかいプラスチック)、塩ビ(塩化ビニール)などがあります。以下に素材比較表を載せます。スノーケルもマウスピースの素材はほぼ同じです。
素材比較表 | |||||
価格(安価か) | フィット感 | 耐久性 | 臭いがしない | 備考 | |
シリコン | × | ◎ | ◎ | ◎ | 透明は経年変化で黄ばむ。※ |
ゴム | ○ | ◎ | × | × | 経年変化で崩壊。 |
エラストマー | ○ | ○ | ○ | ○ | セット物で良く採用。 |
塩ビ | ◎ | △ | △ | × | 子供用おもちゃという感じ。 |
スノーケル
スノーケリングと言う位ですからスノーケルなしではスノーケリングになりません。
顔を水面につけたまま、息をするための道具です。
だから本当はホースでも何でもいいんですが、まあ、製品の方がやはりいいと思います。特に排水弁があれば何でもいいと思います(上写真参照)。
あとパイプの太さは肺活量に比例して太いものがいいです。だから女性は細め。男性は太め。
細めを男性が使うと息苦しく、太目を女性が使うとクリアが大変かも。それからマウスピースが口に合ってた方が良いです。下の方に蛇腹があると動くので嫌う人もあるようですが、潜行しながら速いスピードで泳ぐ時
以外は私は余り気になりません。
ちなみに潜る時は息を止めます。(私の友達のある女の子に
「潜って息を吸ったら水が入ってきましたよぉ。水飲んじゃった」なんて言ったのがおります。これはドラえもんの道具かよ!最近彼女にこの話をしたらすっかり忘れていました。ちなみに今はCカード保持者でダイビング仲間です。)
ダイビングする時はBCジャケットのパーツに引っかかる時があってうっとおしく思います。ダイビングのインストラクターの中にはそれを理由に危険だからつけるな、
という人もいます。最近はワンタッチで外せてポケットにしまえるスノーケルがあります。(テクニサブ製びっくりスノーケルなど)
my器材はというと…
USダイバーズのドライスノーケル(逆流防止弁付き。アメリカで購入)→
TUSAのIMPREX(海の底で拾った。後に友人が紛失)→シーサーのSN-4(定価\1900)→
TUSAのIMPREX HYPERDRY(友達にもらった。劣化して崩壊)→
SN-4(TUSAのが壊れた)→無名のシンプルなスノーケル→TUSAのSP-170(上写真)。
と変遷してきました。USダイバーズなどのドライスノーケルは
弁が潜っている間閉じるので、水が全く浸入しません。
水面に戻った時スノーケルクリアしなくてもすぐ息が吸えます。
ただし、一長一短で波が荒いと弁が閉じっぱなしになり、死にそうになります。過去に日本でもピンポン玉のような物が付いた
ドライスノーケルが販売されていたそうですが、死亡事故があり、販売が禁止されたそうです。それと構造が複雑なため壊れやすく、手入れし難いためカビ易いです。
日本で言うところのドライスノーケルは先っちょに付いている部品で水が入りにくい構造になっています。
正確にはセミドライスノーケルです。やはりかなり楽です。でも当然、潜ると水は入ってきます。
また先端が重くなるのでダイビング時抵抗が大きいです。最近はそのためかトップの形が小さくなっています。
メーカー間の提携:SプロのネクサスはTUSAのSP-170or175,Sプロのエリーゼは多分GULLレイラドライ。
シーサーのSPS521は多分TUSAのSP-461のドライトップを外したダウングレードバージョン。
フィン
絶対あったほうがいいです。フィンに関しては良いものと悪いものの差は大変大きいと思いますので、選択は慎重になさる方が良いと思います。
フィンは素材と構造でそれぞれ大別されます。
まず
構造は、フルフットとストラップ。素材はゴムと樹脂。その複合フィンもあります。
構造について:
フルフットフィンはその名のごとくそのまま足に履くフィンです。最高のフィット感が得られます。
そのためフリーダイビングの選手も好んで着用します。
不利な点は陸からエントリーする場合、どこで履き替えるかということです。
恐らくフィンを履くまではブーツか草履、ビーサンなどを使うと思いますが、
履き替えたら、それまで履いていた履物を持たないといけない。
大き目の物を買えばブーツの上から履けます。
スキューバダイビングでボートダイビング中心の方ならこの方法が最もいいかと思います。
ストラップフィンはブーツの上から履くことを念頭において作られたストラップで留めるタイプのフィンです。
上記フルフットの問題がない反面、フィット感には少々欠けます。
ゴムのストラップはできるだけ伸ばして保管する方が良いです。曲がっている所が劣化して切れやすいので、
伸ばしてると、切れても何とか使えることがあります。
素材について:
ゴムフィンはスノーケリングに向いていると個人的には思います。重いので沈むから。
特に初心者は足が水面から出てしまってなかなか進まないことが多いのですが、ゴムフィンではその問題は自動的にクリアです。
いずれにせよ水面で泳ぐ時にはバックキックよりキック中心で泳ぐことのほうが大事ですが。
樹脂(プラスチック)フィンは軽いのでスキューバダイビングするときには足が上がってバランスが取りやすいと思います。頭が少し下がり足が少し上がって進みよいのです。
これも慣れですけど。別にどっちを薦めるわけでもありません。
硬度について:フィンは脚力ない人は柔らかめ、ある人は硬めが基本です。流れが強い時硬めのフィンは心強いですし、柔らかいフィンは楽です。リブ(骨)の数も硬度に関係します。
レンタルで色々使ってみて購入を決めるのも良いかもです。でも余裕があれば色んなFINを持ってシチュエーションに合わせて使い分けるのがbestです。
私はレンタルにも使うので色々持ってます。GULLのマンティスM、ボニートM、MEW M、SUPERMEW L、TUSAのSF-5 S、SASのSWEERENT S、
S-PROのJETFIN L、アクアラング(テクニサブ) ストラトスXL。どれもそれなりの個性があります。
遍歴としてはUS-DIVERSのプラフィン→マンティス→JETFIN。今は砂地でスノーケリングの時はMEW(ゴム,フルフット,2本リブ)、
それ以外はSUPEWMEW。どれだけ持っててもまだ欲しいのがFINです。
師匠のKちゃんは以前クレッシーサブのロンディンでしたがこのところはMEWです。
「色んなFINを履いてきた海んちゅがMEWが一番て言う。それにはやっぱり意味があるだろ?」。
彼の言い分。確かにイントラ使用率がかなり高いFIN。(沖縄本島ではイントラ使用率はマンティスも高いです。ビーチダイビングが多いからかも)
コストパフォーマンスも関係あります。これも消耗品ですから。
メーカー間の提携:SプロのJETFINレボはGULLが作ってます。提携しているかは知りませんが、最新版GULLのストラップは妙にTUSAのに似ています。
ブーツ
FINのところでも書きましたが、ストラップフィンを使うならブーツは必須です。できるだけぴったりサイズが良いです。
通常1a刻みのサイズ設定ですがGULLには0.5刻みのサイズがあるブーツもあります。
マリンシューズでもフィンの着用は可能ですが、かかとの高さによってはストラップのかかりが悪いかもしれません。
岩場での滑りに強いのはフェルトソール。地下足袋も有効です。フェルトソールの地下足袋も販売されています。
泳ぐ時の足首の角度に合わせて作られたブーツも販売されています(主にGULL)。
個人的にはブーツは消耗品だから安くていいと思っています。
ウェットスーツ
保温、保護、浮力確保のために着用するネオプレーン製の服。
これが無ければ冬は泳げません。夏も保護のために不可欠です。
浮くので、潜水できるようにウェイトを使用します。いざという時はウェイトを捨てます。
素材は既製品の場合両面ジャージというネオプレーンの上に布が張ってあるような素材が多いですが、
インストラクターやウミンチュはより高いフィット感と保温性を求めて
(それと安いので)両面スキン(布が張ってなくスポンジみたい)のものをよく使ってますが、
スキンは破れやすいので外側ジャージがいいかもです。
厚さは2mm,3mm,5mm,6.5mmそれ以上と色々ありますが、浮力確保のためには
5mmをお勧めします。これ未満だと浮力は殆どありません。
ラッシュガードは保護にはなりますが、浮力と保温性はありません。
器材は安く入りますのでご相談下さい。