胃カメラ

昨日、生まれて初めて胃カメラなるもので胃を見た。
最近、空腹時に胃が痛かったので、
十二指腸潰瘍だろうなと思い、一週間ほど前病院に行った。
先生も胃炎か十二指腸潰瘍だろうとのことで
胃薬を処方して下さった。
その時、胃カメラをしてもらいたいことをお伝えすると
そこには無いということで
他院の胃カメラを予約して下さった。
麻酔をかけて寝てる間に見るから楽とのことだった。
胃痛自体は薬を飲むや否や収まり、以後快適な毎日を過ごしていた。

そして昨日、仕事を途中で一旦切り上げ、
9時前ギリギリでその病院に行った。
駐車場は入口最も近くの便利な場所が空いていた。
ラッキー!停めると、駐車場番号は42番だった。
流石に病院の42番は皆様お避けになるようだ。
さて、受付後、待たされること40分、
漸く診察。その後、待たされること更に40分、
漸く胃カメラ。が、しかし、麻酔でやると1時間は寝たままで
その後も車の運転は暫く出来ないという。
そしたら仕事できひんやん。
それで「あの、眠らずにやる方法でして貰えますか?」。
と、局所麻酔で鼻から入れてもらった。
「見れたら画面見てくださいね」。とカメラ担当医。
お、鼻毛が見えた。と、あっという間に食道。
少しずつ進んで胃。きれいなぁ。よく出来とるわ。
そのうち、できもののような赤いスポットを発見。
「あ、潰瘍の痕がありますよ。新しいな」。と担当医。
「1週間ほど前に…」としゃべろうとするが続きが苦しくて言葉にならない。
「1週間前ではないですね。もう少し前…」。
わかっとるわい。1週間ほど前から薬飲んで治ったと言いたいんじゃい。
「大丈夫と思いますけど、生検しますね。
それからピロリ菌があるかの検査」。
「はい」。
プチュッと何かで刺して検査。
すると少し血が出た。
別に痛くは無い。
「はい、終わりです。お疲れ様でした」。
いやー、面白かった。
自分の体の中を見られるなんて、
ウルトラセブンみたいや~(歳がばれる…)。
終わって周りを見ると、
死体のように眠っている方が多数。
それを尻目に
「これを眠ってて見ないなんて、勿体無い話ですね」。
というと、
「そんな感想を言う人は初めてですよ」。と
担当医と看護師が笑っておられた。
そんなもんかねぇ。
「ピロリ菌の検査結果が出るのに30分以上かかります」。
もう待つのは慣れましたよ。
それから先生のご診断。
「ピロリ菌ありますね。まずは除菌から始めましょうか」。
いたか。ピロリ。
伊江島で若いのにピロリがいたNちゃんのことを
「なんでやねん」とからかっていたが、
人事では無くなった。と言うか元々人事では無かったのである。
そう言えばNちゃんの胃薬をたまに貰っていたなぁ。
今更ながら有難う。そしてごめんね~。
それはさておき、
こうしてピロリ除菌となった。
さて、お会計まで更に待つ。
呼ばれて値段を聞いてびっくり。
大体6千円くらいと聞いてたので
8千くらい持っていたのだが、
ご請求は1万円也。
「色々検査しましたからね~」。
とは受付嬢の弁。
運転できないと分かって迎えに来ていた妻が持っていた小銭を合わせても
9960円。惜しい!
仕方なく近くの郵便局でお金を下ろして支払った。
しかも除菌後もう一回菌が死んだか胃カメラで検査すると言う。
Ohまた諭吉がもう一枚かい。
薬局で薬を貰い、
結局全て終わったら午後1時前。

学んだ教訓。
1.胃カメラは眠らずに見ると楽しい。
2.胃カメラは半日潰れることを予期すべきである。
3.胃カメラは諭吉が必要である。

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